計量も終わり一安心、23時には床に就きました。
去年は目が覚めたら8時40分で、ものすごく迷惑をかけたので目覚ましを2個、5分刻みで10回に分けて設定しています。
しかし途中でトイレやらのどの渇きで起きてはその処理と、なかなか長時間寝ていられない。
それでも翌朝は、よく寝た! という充実感があって体調は万全でした。若干寝足りないけどこれは時間的に解消するのは無理でしょう。
しかし前日の疲労感や手足に力が入らない感覚、痺れのようなものは完全に無くなっていて、自覚できる不具合はまったくありません。
体重は59.1kg。昨夜は57kgくらいにしておきたいと言ってたのにあっという間にこれかよ、という気もするけど、まぁ重く感じることもないからいいか。
これはどう考えてもいけるだろ…! と自身と安心感も出てきました。朝食を軽く(僕基準で)とり、いざ会場へ。
そして、開会式の前にエスポワール級のSさんと軽くマススパー。もう少し体を温めたいところですが、まだ試合までは時間がある。
今年の52kg級の試合の組み合わせは、Wさん VS Oさん、Yさん VS 僕。Yさんは、2年前のフレッシュマンで敗れて以来、久しぶりの対戦で、僕はかなりの苦手意識を持っています。
そして僕の試合の前にWさんとOさんの試合を見守ります。
序盤から終盤まで、Wさんが3点くらい?のリードを守っていて、残り30秒くらい。
これは勝負あったか…と思っていたところ、マット際でOさんの背負い投げがきれいに決まり、4点で逆転!!
これは興奮しました~…。残りあの秒数で勝負を捨てずに攻め続ける集中力はすごいです。
そして時間切れでOさんの決勝進出決定!! Yさんと僕のどちらかとの決勝戦になります。
その興奮も冷め遣らぬうちにYさんVS僕。
最初から誰と当たっても僕のほうがかなり体重があることはわかっているので、今日はライン際にきたら迷わず場外を取ろうと決めていました。
が、最初の一発目でYさんはライン際で巴投げ! なんとかポイントにならないように着地しましたが、あの時は死ぬかと思った…。
あれが決まっていたら、流れはまったく変わっていただろうと思います。そこから先僕はビビッて無理に相手を押すこともできなくなっただろうし、前に出なくなった相手を攻める技ならYさんはいくらでも持っています。
でも結果的になんとかこの作戦をからめて試合を進め、途中で背負いも一度決まり、苦手な相手に対して今回は勝つことができました。これで決勝進出。
そして決勝戦。組み合った途端にわかりましたが、Oさんは今年かなり調子がいいです。かなり体重が上の僕と組んでも組み負けず、いなしてくる。機を見て足取りを仕掛けてきて、かなりヒヤリとさせられます。
こちらができる技が全然出せず、できることはライン際から押し出すだけ。それもかなり疲れます。
そのうちパッシブ→1点がこちらに入りましたが、これは全然安心できない。1点でも取られればビッグポイントで逆転されます(多分)。
しかも一度、Oさんの背負いが入りかけ、なんとかかばい手でかわしたものの、このときは本当に、負けたと思いました。
でも入ったとは判断されなかったようで、そのままなんとかタイムアウト。
ふー…。薄氷のっていうやつです。そもそもの作戦がセコかったし、本当に勝った気がしない。
終わったあとOさんにも平謝りしましたが、同じ作戦をされたら僕だったら「あれはないだろ」と思うでしょう。
ちなみに審判をしてくださっていたS木さんにも叱られてしまいました(笑)。ちなみにその内容は試合前に三多摩のS先生が注意してくれたポイントとまったく同じだったという。ぜんぜんできていませんでしたね(笑)。
それから、Oさんの背負いが決まりかけたときの歓声といったら! 会場全体の心がOさんの側にひとつにまとまっていましたね(笑)。
弁解させていただくと、今回は本当に結果が欲しかったんです。そのためには手段は選ばないというつもりでやりました。
できる局面がきたときにはやるというつもりだっただけで、あの手段だけでまとめるつもりはまったくありませんでしたが。実際にその場面になったらできることがアレしかなかっただけで…(汗)。練習不足ですね、ハイ。
でも、Oさんは快く許してくださった…と思う(笑)。
また出稽古に生かせていただきますので、よろしくおねがいします。