今回はいろいろな要素が上手く働き、去年から格段の進歩が出来たと思っています。
まず本番の2週間前に、今まで経験した中で一番重い負傷をしてしまいましたが、これはいずれ経験しなければいけなかったことだと思います。
格闘技はやはりスポーツとは違います。一生懸命戦って、終わって、爽やかとだけでは済まないこともあります。
今回の大会も、小川選手と植松選手の一戦など、時に恐ろしい場面が展開されることもある。そういうのを実感としては知らずにここまで来ましたが、これを知らなければ格闘家として未熟のままになってしまいます。
それを致命的な怪我を追うことなく、大会に悪影響が出るでもなく体験できたというのは貴重な経験だったと思います。
また、その怪我もそのままでいたら確実に試合で悪影響が出たはずですが、ジムの接骨院では親身になって相談に乗ってくださり手厚く処置をしてもらえました。
また、さらに振り返ると去年の全日本以前にサンボに行き詰まり、講道館に通うかジムでフィジカルを高めるかを迷ったとき、とりあえず講道館に行ったら門前払いを喰った(爆笑)ためジムワークを選んだこと、そこで格闘技の経験も持つトレーナーのNさんと知り合えたことも得がたい幸運でした。
Nさんは大会当日も応援と調整に来てくださり、前日のきつい減量や筋肉痛を軽減させてくれ、できる範囲で最大のパフォーマンスに高めてくださいました。これがなかったら決勝の善戦どころか今回の準優勝も危なかったかもしれません。
また、当日の寝坊も(笑)結局間に合ったからいえることですが、ここ数ヶ月で一番質の良い睡眠がこの日に取ることが出来たと考えれば、すごいラッキーだったといえます(笑)。
もちろん、いつも相手になってくださった三多摩サンボスクールの仲間との質の高い練習が継続的に技術を高めてくださったのは言うまでもありません。
こうしてみると、今年は一つ順位を上げることが出来たのは簡単なことのように見えますが、本当はたくさんの人と幸運に支えられた結果なんだなあと思います。
感謝するとともに、その恩に報いるために来年までまたがんばろうと思います。